まず最初になぜ数あるギャンブルの中で競馬を選ぶのか・・・

理由は簡単です。勝ち続けている人が多いからです。
少し前のニュースで、「競馬で儲けたお金が課税対象になった」と聞いた方は多いと思います。
あの方、実は僕はお会いしたことがあるのですが、ニュースでは約1億円ほどプラスであったと報道されていましたが、ここだけの話、3,5億ほど勝たれているそうです・・。

少し昔話をさせてもらいますと、僕が競馬と出会ったのは22歳の頃、もうかれこれ10年前です(笑)きっかけは親父についていったのが始まりでした。
今でも覚えていますが、初めて行った京都競馬場は僕の人生において衝撃的な出会いでした。人の量、馬の迫力、10年前のことなのに昨日のことのように思い出せます。
そこで運命の人と出会うことになります。親父の友人のSさん。この方がのちに僕の師匠となります。

親父に紹介され、挨拶をすませると、Sさんは僕にこう言いました。
「博打で食っていこうなんて思わない方が良い、ただ、もしお前が博打の中でも競馬で食っていきたいと思うようなことがあれば俺のとこへこい。」と言われました。
当時、僕は大手の工場のラインマンでしたので、博打で食っていこうなんてことはこれっぽっちも考えていませんでした。

今は競馬でしか食っていませんが・・(笑)そうこうしているうちにレースが始まりました。少額ですが、なけなしの給料を賭けて挑んだレース・・・。負けました(笑)まさかの坊主です(笑)
「まぁ博打なんてこんなもんだろう。」そう思っていた帰り道、親父とSさんと僕3人で焼き鳥屋さんでご飯を食べて帰ることになりました。苦手なビールを片手に親父とSさんの会話を聞いていました。
「Sさん今日は珍しく負けたねぇ。」「○○(親父)、いつもいってるだろ、博打は7勝3敗で一流だと。今日はその3敗のうちの1敗さ。」
競馬にすごい自信があるSさんでも7勝3敗なのか・・。僕には無理だな。なんてこの時は考えていました。

「ところでSさん、今月トータルどうなってるんだい?」「今月は先月と比べると全然だな。今日の負け分引くとプラス60万ってとこか。」「え・・60万?」
このとき、勝手に口から出ていました(笑)しかも先月より少ない・・?朝から晩まで週5日で働いて20万ちょっとだった当時の僕からすると、衝撃的でした。
たかが週2日の、しかも競馬で月60万以上ってどうなっているんだ・・。そんな僕の驚いた顔を見てSさんが言いました。
「坊主、さっきも言ったが博打で食っていこうなんて思っちゃいけねぇぞ。ただ俺は負けず嫌いでな、大好きな競馬だけは勝ちたいと思ってこうなっただけだよ。」

親父から聞いていたSさんの話は、「製薬会社の課長さんで平日は仕事に追われ、休日はこうして競馬場にきているおっちゃん。」と聞いていました。
「堕落した人なんだろなぁ。」なんて焼き鳥屋に来るまでは思っていました。(笑)しかし、もうこの時点で、そんな考えは消え去り、いつのまにか「憧れの人」になっていました。(笑)
そうして毎週、親父がいなくてもSさんと競馬場に行ってはノウハウを学び、そして2年後には当時のSさんと同じくらい僕も競馬で勝てるようになりました。

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